本記事では実際の税務署での流れを紹介していきます。
また、私たちは住宅ローンを連帯債務で実施しており、確定申告の時に医療費控除も同時に申請する予定だったため、その部分も記載していきます。
ただ、必要書類さえ揃っていればあとは職員の方が教えてくれたりするので、事前に必要書類を準備することが1番大事だと気づきました。
事前準備から確認したい方はこちらの記事から読んでくださいね。
事前のLINE予約がオススメ!当日の混雑状況など。
平日に休みをとって、税務署に向かいましたが、当日整理券では9時40分に受付をしたのちに呼ばれたのが10時40分でした。
ただし、受付時に呼ばれる時間の目安の時間を教えてくれるので、ずっと会場で待っている必要はありません。
事前準備編でも記載しましたが、私は必要書類に不備があり、一度法務局で「登記事項証明書」を取得してから再度向かったため、13時過ぎにも行きましたが、その時は20分前後の待ち時間で呼ばれました。
税務署にもよると思うのですが、午後の方が空いているのかも?
また、今年から新型コロナウイルスの影響で、LINEによる事前予約もやっているので、こちらは実施することをお勧めします。
予約をしていた人は比較的にすぐに呼ばれていたようでした。
ただし、予約は「相談日の10日前から2営業日前までの申し込みが必要」なので実際に行く日が決まったら、予約の準備をしておきましょう!
税務署に着いてからの具体的な流れ
準備編の記事でも記入しましたが、私たちは以下の2点については記入が不安だったので、税務署で教えてもらいながら確定申告をしていくこととしました。
・確定申告書(A)
・住宅借入金等特別控除額の計算明細書
こちらの準備がない方については、税務署での流れは以下の通りです。
①当日整理券と受付表を受け取る(事前予約なしの場合) 所用時間:15分~1時30分
└事前予約ありでも、整理番号を渡されますが、比較的すぐに呼ばれます。
※この時点ではまだ何も記入しなくても大丈夫です。
②自分の整理番号が呼ばれた後にカウンターで必要書類の記入 所用時間:30分~1時間
何名かの係員さんが記入のフォローをしてくれるため、記入内容に迷ったら係員さんに聞いてみましょう!
私は「医療費控除」と「住宅ローン控除」とが必要だったため、2点の入力をしました。
《医療費控除の準備シート》
領収書などは全て持参していましたが、最期まで特に確認されませんでした。
それはそれで大丈夫か・・・と思いましたが(笑)。
《住宅ローン控除の準備シート》
住宅ローン控除の準備シートはこのページだけでなく、合計4ページほど入力項目があります。
入力内容について、必要書類があれば問題なく記入できる箇所が多いですが、不明点などは係員さんに確認しながら進めていけば問題なく記入できます!
私たちは連帯債務で住宅ローンを組んでおり、当日の申請は夫のみで行ったため、住宅ローン控除の準備シートや申請は全て二人分を一人で実施しました。
③PCにてe-Taxを用いて、申請。 所要時間20-30分
事前記入が終わったらPCの前に案内されて、e-TaxのID作成→事前入力シートに記入した内容で申請を実施します。
ここでも係員さんが不明点は教えてくれるので、迷ったら勝手に進まずに、ちゃんと聞いてみましょう!
こちらも妻分も含めて二人分のID発行、申請を行いました。
④入力内容を印刷してもらい、最終確認。 所要時間:10分前後
事前準備シートに沿って、入力した内容を印刷してくれるので、最後に係員さんと内容を確認し、「重要書類」を受け取って、終了です。
係員の方もとても親切だったので、事前の準備書類さえ問題がなければ、Totalで1時間30分~2時間で終わる作業になるかと思います!
したがって、事前準備だけミスのないようにしっかりしておきましょう!
連帯債務の場合も一人で申請可能!その方法について
本当は二人で行こうとしたんだけど、私が仕事を休めなくて・・・。
今回は夫らいおん一人で行ってもらったんだ。
住宅ローン控除の申請は必要書類さえ、揃っていれば二人で行かなくてもどちらか一人で、二人分の申請が可能です。
その際に、実際に行かない場合に必要となる書類・情報は以下の通りです。
・源泉徴収票
└所得税の金額入力などに必要なので、必須です!
・年末時点のローンの残高証明書
└これは銀行から二人分まとめて送られてきているはずなので、忘れずに二人分持っていきましょう!
・本人名義の振込先口座情報
└所得税からの還付金は本人名義の口座の情報が必要になるので、銀行名、支店名、口座番号は二人分用意していきましょう!
・マイナンバーの個人番号
└e-TaxのID登録の時に入力が必要になります。ただし、私は事前に準備していませんでしたが、問題なく登録できたので、必須ではないのかも?
以上の準備があれば、連帯債務の場合でもどちらか一人のみが申請に行けば、二人分の申請ができるため、休みが合いづらい夫婦などはお勧めです!
ただし、税務署に行って、諸々手続きをすることはけっこう疲れる作業になるため、帰ってきたらちゃんと労いの言葉はかけてあげましょうね♪
ありがとうってちゃんと言ってくれるだけで大変だった作業もがんばってよかった!って思えるから大事だと思う!
医療費控除も一緒に申請する場合の注意点
確定申告には住宅ローン控除だけでなく、様々な控除も一緒にできるみたい。
私たちはちょうど医療費がたくさんかかっちゃった年だったから、医療費控除も一緒に申請しました。
年間の医療費が10万円を超える場合に医療費控除の申請ができると聞いたので、住宅ローン控除と一緒に医療費控除も申請しました。
医療費控除に関しての詳細はこちらをご確認ください。
医療費控除を申請するためには年間でかかった医療費の金額を把握する必要があるので、医療機関の旅収書などはきちんと保管しておきましょう!
また、その上で申請内容により控除額が変わるのですが、私たちは控除を最大で受けれる申請方法でなかったことに申請後に気づきました!
残念ながら税務署の方は申請の時に教えてくれなかったことなので、事前に自分たちで把握しておくことが大事!
細かい説明は省きますが、実際の控除金額の差分を私たちの例を用いて表にまとめてます。
住宅ローン控除額 | 年間の所得税合計 | 年間の医療費控除額 | |
夫 | 約35万 | 23万円 | 8万円(実際の医療費合計18万-10万) |
妻 | 約15万 | 5万円 | 12万円(実際の医療費22万-10万円) |
こちらの例の時に夫がまとめて医療費控除を申請する場合と、夫婦それぞれが医療費控除を申請した場合を計算した表がこちら。
夫分の控除額 | 妻分の控除額 | 合計の控除額 | |
夫がまとめて医療費控除を申請した場合 | 36万6,500円 | 15万 | 51万6,500円 |
夫婦それぞれが医療費控除も申請した場合 | 36万6,500円 | 18万6,500円 | 55万3,000円 |
その差、3万5,000円!!
住宅ローン控除の「住民税」からの控除金額のMAX金額が13万6,500円と上限があることを知らなかったために少し損をしてしまいました・・・
ちゃんと住民税からの控除額に上限があることを知っていれば、控除額が増えたのに・・・悔しい!
上記はあくまでも私たち夫婦の場合の試算であり、他の控除や詳細の条件などがあると思うので、不安な人は事前に税務署や税理士に相談しておきましょう!
こういったサイトも参考にしてみてください。
《まとめ》仕組みをしっかりと把握し、最大限の控除を受けよう!
2回に渡って、初めての方向けに住宅ローン控除を申請するまでの流れを実体験ベースでまとめてきました。
改めて時系列をやることをまとめると以下の通りです。
やること | |
準備期間 (年明けくらいからでOK!) | ・必要書類を確認し、足りない書類を取り寄せる →主に登記事項証明書 |
事前確認 (必要書類が整い、申請までの間) | ・控除対象が医療費控除など他の控除もある場合は金額を試算し、最も控除が多くなる申請方法を把握しておく。 ・税務署にいく日を決め、事前に予約をする |
申請期間 (毎年2/15〜3/15あたり) | ・準備した書類を元に税務署で試算シートを作成 ・PCを借りて、e-Taxを用いて、申請 |
最後に、本記事では制度そのものの仕組みや注意点などはかなり省いて、実際の申請に必要な箇所のみを抜粋しています。
細かい部分まで知りたい方は国税庁のサイトや税理士に相談ください。
実際に私は事前書類準備を間違え、かなり苦労してしまったので、この記事をみてスムーズに確定申告ができる人が増えることを祈ります!